比較研究 ビタミンACE、マルチビタミンは放射線を防御して命を救助する事が出来る。

宇宙飛行士や航空機パイロットは、高高度や宇宙を飛行するため宇宙線(電離放射線)に被爆します。この研究はそのような電離放射線より生成するフリーラジカルから簡易に防護する防護剤を研究している中から発見された貴重な見解です。 低LET放射線被爆の損傷効果はフリーラジカルが主体である、このため非常に寿命が短いフリーラジカル(nano seconds)が有酸素下で発生する。食物から体内に取り込まれて内部から低線量被爆する内部被爆に立ち入っていませんが、3.11福島第一原発の作業者や爆発によって飛散・被爆した市民などにも参考になるかもしれません。

1)フリーラジカルは様々な生体分子や遺伝子DNAの二重鎖切断、たんぱく質酸化や細胞膜損傷に作用することからDNAの酸化損傷は遺伝子変異や発がんを起こすものと評価されている。ビタミンCはアンチオキシダントでありDNAを防御する固いエビデンスが確立している(Ca i 2001)。

2) フリーラジカルはアポトーシスによる細胞死や組織損傷を起こす。

3)  放射線防護剤の開発には長期間と高価なコストがかかり、副作用があり限界がある。

結論として致死量のγ線を浴びても、ビタミンCを400mg/kg摂取すれば生存率は90%と高かったということです。このビタミンCの投与量は60kgの人で2.4g/日に相当します。自分の体重によって摂取量を計算すれば良い。簡単便利ですね。

Martazavi氏の注目すべき点は、これまで見られなかった非毒性の放射線防護に関するアイデアである。植物や動物が生体内合成しているビタミンCが、人間ではグルコースからビタミンCを合成する経路が無いために(進化の過程で退化してしまった) 植物から食事として摂取しなければならない。前もってビタミンCを400mg/kg摂取しておけば致死量のγ線14Gyを全身照射されても、有意に死亡を減少できる。具体的には、骨髄移植なよって24時間後40%は生存できる。

ビタミンCの高用量摂取は生命救助のために重要なものであると述べている、これまで印刷物や出版物に見られるような(推奨量といわれている、ビタミンC欠乏量から決められた推奨量100mg/日は、体重や運動量、状況によって幅があるものと考える)。放射線被爆にあっては、高用量のビタミンC投与であっても副作用はなかったと述べていることだ。具体的には、X線照射の時は前もってビタミンCを飲んでおくと(検査被爆による)フリーラジカルによる細胞死、遺伝子DNAの二重鎖切断、膜脂質過酸化を減少させます。また、MCF-7乳がん細胞の成長を防ぐサバイバル効果があり、ビタミンCは濃度依存的にフリーラジカルを消去し、強力に細胞生存の行動をとる。 ビタミンC高用量摂取と放射線防御を中心に述べたが、ビタミンA,C,E,マルチビタミンや複数ビタミン、多糖類やトレハロース(二糖類)、緑茶カテキンなど抗酸化の高い食事(ORAC食)をとることは、フリーラジカル、活性酸素を消去して放射線を防御し、遺伝子DNAの損傷(8-OHdG)を少なくすることができます。

VC400mg放射線防御

VitaminTable

Martazavi (2015) J Biomed Phys & Eng        http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26157731

 

 


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